岩本研究室

ワイドギャップ半導体ナノフォトニクスResearch

ダイヤモンドは、単一光子源や量子センサーなど、量子技術において幅広く利用されています。フォトニックナノ構造の導入により、これらのデバイスの効率を高めることが可能です。しかし、ダイヤモンのナノ加工は難しく、フォトニックナノ構造の実現には高度な技術開発が必要です。一方、酸化ガリウムはパワーエレクトロニクス分野での応用が期待されていますが、透明波長域が広い、色中心を持つなど、フォトニクスの視点でも興味深い特徴を持った材料です。しかし、酸化ガリウムのフォトニクス応用については、その検討が始まったばかりです。
我々は、量子技術の重要なプラットフォームの一つであるダイヤモンドのナノ加工技術開発とそれを用いたナノフォトニックデバイスへの応用を進めています。また、神野助教を中心にワイドバンドギャップ半導体の一つである酸化ガリウムを用いたナノフォトニクスの開拓を目指し、その結晶成長、光物性、ナノ加工からデバイス応用まで、幅広く取り組んでいます。